EXHIBITION THEMES
展示テーマ
動力の転換期から始まった
モータースポーツ黎明期
馬車に代わる新しい移動手段としての動力源は、蒸気、電気、内燃機関のどれが一番優れているのか。
その決着をつけるための競争の中から自動車レースが誕生。
モータースポーツは「動力の転換」という大きな変革期に始まったのです。
世界の自動車メーカーが群雄割拠する時代、最も効果の高い宣伝はレースで勝つこと。
自動車メーカーは威信をかけてレースに挑み、熾烈な競争の中で技術は飛躍的に進化していきました。
モータースポーツの技術が
市販車を作る時代へ
一般公道を封鎖し、特定区間の通過タイムを競う「地域密着型モータースポーツ」を象徴するラリー、
耐久性と燃費性能を試される耐久レースなど、
国際的なレースが次々と開催され、日本の自動車メーカーも世界最高峰の舞台へ続々と参戦、
国内のモータースポーツ文化は急速に発展していきます。
市販車を鍛えてレースに参加する時代から、モータースポーツで培われた先進技術が
市販車へフィードバックされる時代へと変化していきます。
新たな動力の転換期、
これからのモビリティと
モータースポーツ
モータースポーツの黎明期から130年を経て、世界は新たな動力の転換期を迎えています。
動力の転換期に始まったモータースポーツは、レースという過酷な環境下での技術開発を通して、
次世代のモビリティへつなげる「モノづくり」の新たな挑戦が始まっています。