FUJI MOTORSPORTS MUSEUM

CONCEPT

モータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどるモータースポーツがクルマを鍛え、進化させた熱い歴史をたどる

 「富士モータースポーツミュージアム」を富士スピードウェイ隣接地に開館いたしました。国内外自動車メーカー10社の連携による常設展示は、モータースポーツミュージアムとしては世界初の試みといえるでしょう。

 モータースポーツの始まりは、19世紀末、フランスで開催された自動車レースで、蒸気、電気、ガソリンエンジンと動力源の異なる車輛が競い合うことで、技術的優位性を証明しようとするものでした。その後もモータースポーツは、クルマの性能や耐久性の極限を求めることで、夢や憧れを時代にもたらしてきました。同時にその技術が量産車開発に反映され、モビリティの進化に貢献しています。

 このミュージアムは「クルマづくり」にモータースポーツが果たした役割、という視点からその系譜をひもときます。最高峰レースに出場した伝説の車両や日本初公開の車両が含まれる約40台の体系的展示や、量産車メーカーの創業者がモータースポーツ車両開発にかけた想いも盛り込み、約130年間のレースにまつわる歴史をご紹介します。レースの熱気の背景にある、クルマを鍛える場としてのモータースポーツの魅力と意義をお客様にお伝えすることが、このミュージアムのミッションです。

 富士スピードウェイホテルと一体となって富士モータースポーツフォレストの一翼を担い、モータースポーツファンのすそ野を広げ、モータースポーツ文化醸成に寄与し、そして地域に貢献して親しんでいただけるミュージアムとして、これから歩んでいきたいと存じます。